いわて東北メディカル・メガバンク機構

大桃特命講師らの論文が国際科学雑誌「Pathology International」に掲載されました

当機構の生体情報解析部門を中心とした研究チームは、慶應義塾大学 医学部 病理学教室および国立がん研究センターとの共同研究において、４名の腎細胞がん患者から外科手術によって採取されたがん部および非がん部のホルマリン固定パラフィン包埋（FFPE）組織を用いて、DNAメチル化解析の１つの手法であるターゲットバイサルファイトシークエンシング法による解析が実施可能であるか検証し、その研究成果について国際科学雑誌 Pathology Internationalに、12月18日付（オンライン公開）で発表いたしました。

この成果により、現状のTB-seq プロトコルでは、高品質なDNAメチル化データを得ることは難しく、今後更なるTB-seqの技術的改良が必要であることがわかりました。今後この改良が進むと、FFPE組織を用いたエピジェネティックス研究を促進することができ、様々な疾患や環境曝露に対する新規DNAメチル化バイオマーカーの同定に役立つことが期待されます。

詳細は「研究業績」をご覧ください。