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古川特命助教の論文が国際科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました

2016/05/19 ニュース

解析部門古川特命助教の論文が、国際科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。

当機構では、DNAのメチル化を疾患の隠れた進行を調べるマーカーとして利用するため、日々研究しています。そのために東北MM計画の参加者の皆さまから血液をお預かりしていますが、これまでDNAのメチル化が短期間にどの程度変化するか知られていませんでした。

今回、古川特命助教らは、学内のボランティアの協力の下、3か月に渡り24回の採血を行い、同一人物の短期的なDNAメチル化の変化を観察しました。その結果、遺伝子発現に影響を及ぼすDNAメチル化の変化はごくわずかであることを明らかにしました。

この研究により、当機構で進めているゲノムコホート研究の一つであるDNAメチル化と疾患発症の関連解析において、参加者の採血日の体調にかかわらず、数年に一度の採血で疾患発症のマーカーを探索する際の検体として利用できることが証明されました。

詳細は「研究成果の紹介」をご覧ください。