生体情報解析部門

部門長あいさつ

部門長
清水 厚志
Atsushi SHIMIZU
(医歯薬総合研究所 生体情報解析部門 教授)

 

私は、東日本大震災からの医療復興の一助となるべく、いわて東北メディカル・メガバンク機構が設立された平成24年度から事業に参画しております。令和元年度より当機構の副機構長として、これまでのゲノム情報の解析に加え、当機構と国内外の研究機関や関係省庁などの橋渡し役を務めております。これまで以上に長期的視点に立って、本学および他機関との共同研究を促進することで、参加者の皆さまの健康維持・増進にお役立ていただけるような成果を創出すると共に、次世代医療の実現に向け精進してまいります。


 

メンバー紹介

 

 

副部門長
髙橋 史朗
Fumiaki TAKAHASHI
(教養教育センター情報科学科 医用工学分野 教授)

 

次世代の医療の実現に向け,科学的妥当性と信頼性が備わった情報発信を目指します。


 

副部門長
須藤 洋一
Yoichi SUTOH
(いわて東北メディカル・メガバンク機構 特命准教授)

 

生体情報解析部門では参加者の皆さまの善意により頂いた貴重な試料から得られた情報を基に、疾患のリスク予測や仕組みの解明に役立つ研究を進めております。その研究の成果により、個人の体質やこれから注意すべき生活習慣について、きめ細かく各個人ごとに予測を立てる方法ができあがりつつあります。私自身も、これまで取り組んできた免疫学研究の経験と知識を活かし、予防医学の発展に微力ながら尽くしたいと思っております。


 

山下 典生
Fumio YAMASHITA
(医歯薬総合研究所 超高磁場MRI診断・病態研究部門 准教授)

 

私の専門は医用画像解析で、特にMRIやPET、SPECT等の脳画像データの解析を得意としています。本事業においては住民の皆さまにご協力いただいて集約された健康・生体情報のうち、画像データの品質管理や共有化に関わらせて頂きます。次世代医療の実現に向けて、貴重なデータを最大限に活用できるような基盤作りを行ってまいりますので、皆さまどうぞ宜しくお願い致します。


 


大桃 秀樹
Hideki OHMOMO
(医歯薬総合研究所 生体情報解析部門 特任准教授)

 

病気の発症には、遺伝的要因(先天的要因)と環境的要因(後天的要因)が関与していることが知られています。私は、特に精神疾患の発症メカニズムに興味があり、環境的要因が精神疾患の発症に分子レベルでどのような影響を及ぼすのかを解明したいと考えています。


 

長谷川 豊
Yutaka HASEGAWA
(内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科分野 特任准教授)

 

肥満や2型糖尿病といった生活習慣病の発症に関わる要因について、興味を抱き、基礎研究を続けておりました。ご協力いただきました皆さまからの貴重な情報を適切に管理し、生活習慣病と関連する要因や因子の同定と発症するメカニズムを解明していきたいと考えております。


 

小巻 翔平
Shohei KOMAKI
(医歯薬総合研究所 生体情報解析部門 講師)

 

健康調査で地域の皆さまから頂いた情報は膨大で、血液検査結果から遺伝的情報まで多岐に渡ります。その中で私は、生活習慣が遺伝子の働きにどのような変化を引き起こすのか、そして遺伝子の働きがどのように変化すると病気になりやすくなるのか、情報解析により研究しております。頂いた情報を最大限に活用し、将来皆さまの医療や健康に少しでも多く還元できるよう努めてまいります。


 

山﨑 弥生
Yayoi YAMASAKI
(いわて東北メディカル・メガバンク機構 特命助教)

 

皆さまからお預かりした遺伝子の情報をもとに、生活習慣病など多因子性疾患の発症に関わる遺伝的要因と環境要因について研究を担当しております。本事業も3期目を迎え、次世代型医療の実現化に向けスピードを増しております。微力ではありますが、特に遺伝的背景に基づいた個別化予防法を社会実装するため尽力して参りますので、よろしくお願いいたします。


 

美辺 詩織
Shiori MINABE
(いわて東北メディカル・メガバンク機構 特命助教)

 

専門は生殖内分泌学で、これまでは環境ストレスによる不妊の発症メカニズムについての基礎研究を行なって参りました。本事業では、これまでの研究経験で培ってきた遺伝子工学研究のテクニックと、生理学の知識を生かし、疾患の予防・早期発見のための予測手法開発や、それら成果の社会還元に取り組みます。基礎的な知見の集積にとどまらず、基礎研究を臨床へと結びつける応用研究まで、全てを研究対象にした研究者を目指します。


 

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八谷 剛史

Tsuyoshi HACHIYA
(いわて東北メディカル・メガバンク機構 客員教授)

 

私の研究対象は、生体細胞の働きを規定しているミクロな生体分子です。重篤化すると根治が困難な疾患は少なくありません。生体分子に秘められたシグナル(情報)を解読し、疾患の隠れた進行を「見える化」することで、疾患が重篤化する前の予防(個別化予防)の実現を目指しています。


 

解析研究について